八咫烏とサッカー日本代表

2011年女子サッカーワールドカップドイツ大会にて、見事栄冠に輝いたサッカー女子日本代表、なでしこジャパン。
元々、サッカーと和歌山の縁は深く歴史を遡ると、日本サッカー協会のシンボルマークに採用されている「八咫烏(やたがらす)」は、かつて神武天皇東征時に、熊野灘の那智海岸から上陸され、熊野から大和に入る険路を先導した伝承が残る三本足の烏の事。熊野三山においては古来より神として信仰されており、太陽の化身としても言い伝えられてきた。現に熊野那智大社の境内の至るところに八咫烏のデザインが目を引く。

那智勝浦町の道の駅「なち」に隣接する『熊野那智世界遺産情報センター』内になでしこジャパンのサイン入りユニフォームが展示されている。
このユニフォームは、2011年6月19日に愛媛県松山で合宿をしたなでしこジャパンに対し、熊野三山協議会が大会の必勝祈願として、熊野三山のお守りを寄贈し、その御礼として贈られたものである。W杯に出場した23人それぞれのサインが印されており、もちろん同大会で活躍した澤穂希選手や宮間あや選手、川澄奈穂美選手らのサインも入っています。同センターを訪れた人々のほとんどは、思わず足を止めて見惚れている光景が目につきます。
他にも、2010年の南アフリカワールドカップ日本代表、岡田監督の記念サインボール等を含め、日本代表男子・侍ジャパンの記念品も展示されています。
 

JFAと八咫烏

那智勝浦町は日本サッカー生みの親、中村覚之助の出身地。中村は明治35年に東京高等師範学校(現・筑波大学)在学中にヨーロッパで人気のサッカーを日本に普及させようと、英国の書籍を翻訳し、日本初となるサッカー解説指導書を発行すると同時に、日本で最初のサッカー試合を行いました。
そんな彼の偉業を讃え、没後100年を機会に顕彰碑がJR那智駅建てられました。JFAのシンボルマークに関しては諸説ありますが、この中村覚之助に敬意を示し、熊野那智大社の八咫烏のデザインを採用したというのが有力な説となっています。日本サッカーファンならば一度は訪れてみたいスポットではないでしょうか?
 

サッカー関連施設
 
神武天皇を導いたとされる熊野地方の伝承により、熊野那智大社内の各所にはヤタガラスのシンボルが大切に祀られています。ご利益を呼ぶ八咫烏のお守りなども購入でき、特に羽根を広げたヤタガラスの木彫りの置物は元サッカー日本代表の中田英寿氏も購入したとあり、今でも手に入りにくい人気商品となっています。
 
日本サッカー協会公認の条件を満たす60mmロングパイルの人工芝ピッチで、正式には『新宮市民運動競技場』の名で知られ、2015年に開催される第70回国体大会女子サッカーの会場としても予定されています。それに先駆け2011年にはクラブハウスが新たに建設され、クラブやサークル活動の練習や試合にも更に重用されるサッカー場となっています。
 
Jリーグチームの柏レイソル、セレッソ大阪もキャンプを行った実績を誇り、天然芝と人工芝を合わせて3面のグラウンドと野球場やテニスコートを持つ、県内でも有数の設備が充実したスポーツセンターです。また2012年2月、なでしこジャパンの強化合宿地として正式発表され、現在もっとも注文を浴びている施設です。
 
 

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