1985年イラン・イラク戦争においてテヘランに置き去りになった駐在員ら日本人を救ったのがトルコ航空機。また、どの国よりも早く東日本大震災での義援金の申し出、今年、紀南地区で大きな被害をもたらした台風12号の際の義援物資等…。
どうしてトルコは日本に対してここまでしてくれるのでしょうか? 理由は、120余年前のトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事故に至ります。 その遭難事故から続く串本町との交流の軌跡。そして世界最北に位置するテーブルサンゴの群生など他では類を見ないサンゴ群集が評価されラムサール条約に登録された串本の海。 本州最南端・串本の歴史と海を巡る旅のはじまりです。
 
 
 
 

バスツアーレポート
和歌山観光案内所では、2012年1月28日、3月17日の2回に渡って、本州最南端・串本町のバス企画ツアーを実施しました。

トルコ記念館、エルトゥールル号遭難場所でもある樫野埼灯台など、日本の友好国トルコと串本町の歴史を辿りながら、串本海中公園の水族館バックヤードツアーにも参加。昼食は新鮮なまぐろステーキ御膳でした。両日ともに参加者の方からご好評をいただきました。今回はそのツアー内容の一部をご紹介します!


 

串本の海はラムサール条約登録の際に評価された世界最北のテーブルサンゴ群生地。日本初の海中公園の一つでもあり、アオザメやエイが頭上を泳ぐ大迫力の水中トンネルを歩きながら、今回は特別に水族館館長の宇井さんの案内で、サンゴ礁の群生やウミガメの餌やりをじっくり見学させて頂きました。普段はなかなかお目にかかることのできない水族館のバックヤードを覗き見して実際に水棲生物に触れ、水中トンネルでは頭上から180度で間近に見られる魚の姿に参加者さん達は興奮していました。


水族館見学を堪能した後、海中公園内のレストラン"アクロポーラ"で昼食。雄大な
太平洋を眼下に望みながら"鮪のステーキ膳"。鉄板で焼く新鮮な鮪をご堪能いただきました。

 
 
長さ24m、1250トンの巨大水槽トンネルには大型のマグロやサメが頭上を泳ぎ回る姿は大迫力!
 
バックヤードツアーでは、ウミガメの子供やヒトデに触れられ、子供たちとっても貴重な体験ができました。
 
 
美しく浮遊する幻想的なクラゲ水槽
 
水族館の魚に与える餌の説明を受けます
 
ウミガメの子供を持ってピース!
 
 
 

トルコ記念館

1890年、串本町大島の樫野﨑の沖合でトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難し、乗組員656名のうち587名が還らぬ人になり、遭難者に対し大島の住民が温かい対応したことがきっかけとなり、トルコと串本町が姉妹都市に。同町がその友好の証に建てたのがこの記念館です。館内ではエルトゥールル号の模型、遺品、当時の写真などが展示されており、記念館員の方が遺品引き揚げ時の話をしてくれます。参加者さんたちは皆、興味深く話に耳を傾けていました。

ツアーはその後、トルコ軍艦遭難慰霊碑を訪ね、遊歩道を歩きながらエルトゥールル号の遭難場所でもある樫野埼灯台・旧官舎へと訪れます。

 
 
歴史をご案内して頂いた田嶋勝正串本町長
 
エルトゥールル号の歴史を描いた映画化も予定されています
 
トルコ軍艦遭難慰霊碑
1870年に初点灯したこの樫野埼灯台は日本最初の石造式の回転式閃光灯台でもあり、その初期の建物が現存しています。今ツアーでは 特別に串本町長“田嶋 勝正氏”にもご参加いただき、トルコと串本の歴史的な背景などを紹介していただきました。ちなみに田嶋町長が毎月行なっている慰霊碑清掃の様子がトルコの新聞社の動画ニュースサイトに掲載され、1日でアクセス数が10万を超えたという。

「日本とトルコの友好の歴史を風化させないように、これからも清掃を続けたい。動画のアクセスが10万を超えたのは、トルコ人の日本やエ号の事故に対する関心の高さだと思う。この流れが映画の成功につながれば」と田嶋町長。


その後は鮮やかなタイル貼りのインテリアや絵皿が並ぶトルコ雑貨店、トルコアイス店でお買い物を楽しんで頂きました。
 
 
 
樫野埼灯台と旧官舎
 
トルコ雑貨店でお買い物
 
美味しいトルコアイスも☆
 
 

 ツアーを終えて
最後に慰霊碑の前で串本町長と一緒に記念撮影。硬く結ばれた握手に象徴されるように、串本町とトルコの友好の絆は今後も末永く続いていくことでしょう。
また今回のツアーは歴史的背景だけでなく、串本町が誇るラムサール条約に登録された美しい海や海洋生物に触れる機会もあり、大人だけでなくお子様にも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

和歌山観光案内所では今後も和歌山ならではの自然、歴史文化など、様々なテーマと切り口のツアーを準備しております。ご意見・ご要望などお気軽にお聞かせください。
 
 
 
 
 
 
 
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